人生は楽しめる

2015年10月07日

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人生は自分で書いたシナリオ通りに進む。
こんな説も数多くあり、何か確信を持って持論を展開している人もいる。
霊能者でも未来は全て決まっていると断言する人もいる。

なぜそんなシナリオ説が多くあるのか?

自分でも信じられないような事が立て続けに起こり、幸運が連続し何かを成し得た経験があるとき、後から考えると全ての事柄が繋がっており、「あの時の失敗があったから・・・」というストーリーが完成したりする。

そして必要な時に必要な人と偶然のように出会っていたり、実際に起こったことを過去に脳内ビジョンとして見ていたりする事から「もしかして未来は決まっていた?」と思ってみたりもするのだろう。

これは非常に実証が困難である。

なぜなら全て決まっていたとするなら、努力や苦悩を乗り越えるという事の意味が無くなる事になる。更に、決まっているなら何をしていてもシナリオ通りになると言う流れと、別な何かを目指して時間を過ごすという事を同時に行う事は人間としてのこの世界では出来ないからだ。

また、シナリオ通りならプロ野球選手になろうと日々努力し続けたが夢叶わず焼き鳥屋を経営することになったという展開を考えた場合、本人の意識的には「夢叶わず」という思いが残るであろう。

地球上で日本という国を見たところ、他の国々に比べて比較的安全な地であると思う。

この日本に住む我々は、その日本という環境にいる事を基本として考える。
すると、安全な地にいるためにどうしても平和な発想になりやすいように思われる。

他の国では、人知れず子供が行方不明になり臓器として売買されたり、年頃の娘が拉致され船の上で性奴隷にされ最後は海へ捨てられたり、まだまだ悲惨な事件は山ほどある。

こうした悲惨な人生のシナリオを描いて何をしたいのか?

シナリオ説で疑問を持つと今度は、魂の修行説が登場する。

はたまたカルマ説も絡んできてその疑問を解決しようとする。

そしてパラレルワールドも登場し収拾がつかない。
だからこのブログは探求しているのだが、探求が進むにつれ更に混迷の度合いは増すばかりだ。

霊能者が見たという世界から霊界には階層があり、上級霊が支配し、とくれば霊界にも多数のグループがあり、争っていると。。。

そして崇高な意識からの質問には上級霊が答えてくれるが、低俗な質問や要求には低級霊が悪戯しにやってくる、低級霊は騙して混乱させるのが好きだからという。

こうした低級霊と上級霊の話が出てくると、霊界からまたは霊から情報を得ている霊能者も上級でも低級でも「霊」と交信しているという事には変わりなく、その内容が正確か嘘かの違いとなっては一般人には見分ける事は不可能となる。

崇高な意識からの質問に低級霊が悪戯を仕掛けてこないとも限らない。

では守護霊は何をしているのか?

「守護」と名がつくが、意味合いが違うという。
魂が修行するために必要なら事故も起こさせるし悲惨な状況にも追い込むとか。
しかし悲惨な状況に耐えられず自殺してしまう人もいるが、守護霊のやりすぎ?

低級霊にイタズラされるのも魂の修行の為に必要なら守護霊はそのまま放置なのか?

人生のシナリオがあるという情報を入手した人はどうなる?
シナリオでは来年大量の遺産が転がり込むという事を知ってしまったら。。。
その日を楽しみにして仕事も辞め、のんびり待っているかもしれない。

では、のんびり待つのもシナリオ通り?
遺産の事を事前に知るのもシナリオ通り?

そもそも何か大きな事を達成しようと思ったら、それに必要な準備がある。
そんな大きな事を達成するような人には人生のシナリオがあるという事自体知らされないのか?

引寄せの法則で考え方を変化させれば引き寄せられるという現象もシナリオ通り?

では、シナリオはどこまで細かく決まっているのか?

東京の駅前を歩いていたら、飛び降り自殺で落ちてきた人の下敷きになり亡くなられた方がいる。絶妙なタイミングでその落下場所へ行ってしまったのだ。

下敷きで亡くなられた方はその前にどこかのお店に立ち寄っていたかもしれない。
そこで商品を手に取って見ていたかもしれない。
もう一つ気になる商品があれば手に取っていたら1分位時間がずれただろう。
そうすると落下ポイントへ到達する前、つまり歩いている目の前に人が落ちてきたという現場に出くわすことになる。あと数歩早かったら。。。

カップルでも両親でも友人等の会話でこんな経験は無いだろうか?
「あんなこと言うつもりは無かったのに。。。」
「なんであんなこと言ってしまったのだろう。。。」
ふと口をついて発してしまった言葉。

その一言がその後に大きな影響を与え、後悔の日々になってしまった事。

言うつもりは無かったのだがシナリオにそう書かれていて予定通り行ってしまったか?

シナリオ上大切なポイントでは自分の意思は無視されシナリオ通り展開してしまう?

まだまだ色々あるのだが、こうした出来事を総合的に考えての仮説。

※自分という意思がある
※シナリオもある
※シナリオ上重要なポイントは自分の意思は無視される
※シナリオ以外の時は自分の意思が優先される

こんな簡単な定義を仮説として作って考えてみる。
一般的に使われている単語を用いて仮説を書いてみるが、人により単語の定義が違ったりすることもあるので、柔軟に見て頂きたい。

何かしらの大きな意思(集合意識とか神とかハイヤーセルフとか言われるもの)があり、そこから分化された分身のようなもの(魂と定義してみる)

人間の肉体という物質にも肉体的意思があり、この意思が肉体を動かしている。
と思っているが、実は魂が肉体を動かすことも出来、肉体的意思と魂的意思は主導権を切り替えられる。

肉体的意思が体を動かしているときは、魂的意思は見ているだけ。
もしくは背後から「それってやばくね?」とか肉体的意思へ考えを吹き込むことも出来る。

人生のシナリオ上重要なポイントに来た時、無意識に体が動くとか、言うつもりが無かったが言ってしまったとか、後で考えても「どうしてあの時あんな事してしまったんだろう?」と考えてしまうような現象が起きる。

悪い事とはわかっているんだけど体が勝手に。。。
やめられないんだよな〜〜

トレーニングが苦しくて逃げ出したいんだけど、やり続けた。
後で考えるとあんなトレーニングは自殺行為だよな。


昔とある霊能者の方に霊視してもらった時のこと、この人生のシナリオが一瞬で全て見えると言っておられた方がいた。
結局内容を教えてくれないので本当に見えたのかは定かではない。

また別の霊能者でシナリオを見る事が出来る人も、ぼやけた言葉でなんとなく言ったが、対象の人を変えても当てはまりそうな事なのでこれも信ぴょう性は薄い。

仮説として肉体的意思と魂的意思という存在があると考えて、時折魂的意思に主導権を持っていかれるという考え方だと、つじつまは合ってくるように思えたりもするのだが。。。


最初にも書いた、悲惨な目に遭って人知れず消えてしまった人達、シナリオが有ったとしたら一体何を目的としてそのようなストーリーを描いたのか?

また他の人のブログでは、転生してくる時どんな人生にするのか選択したという話がある。
一つはいばらの人生、もう一つは平凡な人生、でもいばらの人生を選択せざるを得ない状況だったので、それを選んだという。

また他のブログでは、性別を「男の子にする?女の子にする?」とか選択したとか、「母親を自分で選んで」とか、転生するのに順番待ちの列に並んだという話もあり、「何の課題も無いから思い切り人生を楽しんでおいで」と遊びにくる感覚で転生してきたという話もある。

こうした本人談は検証も出来ないし、本人がそう言っているだけなのでそれ以上は、そうですかと言うしかない。

そうすると、魂の種類も多種多様で、転生の目的も多種多様なのか。

修行の目的を持ち、いばらの人生を苦難を乗り越えつつ生きている人。
仲間と転生してきて仲間の成功を手助けする人。
その人がいるだけで周囲の雰囲気が明るくなり、幸せを振り撒いている人。

こうしたシナリオがそれぞれにあり、肉体的意思が知らない目的が有ったりすると、引き寄せの法則がうまく行き、成功につながる人と全然引き寄せられない人等様々な結果に分かれるという考えに無理が無い。

肉体的意思では想像がつかないのが「殺人者」「テロリスト」「ヤクザ」他、何を目的として転生してきているのか?

肉体的意思では想像の範囲を超えている他の目的があるのか?

そんな人たちに人生のシナリオがあるんだろうか?

私の息子も転生してくる時、知らない老人に生まれる家を指示されたと言っていた。
前世で自分がどのような生活で、どのように人生を終えたのかも話してくれた。
そして謎の老人に指示されるまでの間、良く言われている「人生の総括」とか「人生のシナリオを選択する」とかといった事は無かったという。覚えてないだけか?

無理なく総括してみると、

1.人生のシナリオを持ち、何かしらの使命を持っている
2.シナリオの主人公をサポートする事を目的とする
3.何のシナリオも無くあるがままに人生を生きる人

こんな人たちが混在しているのが人間社会なのかもしれない

全くシナリオを持たないといいつつも就職する会社、結婚相手、恩師、親友等と出会う為のシナリオはあるのかもしれない。

果たして自分は、あなたはどのタイプなのだろうか?

戦国時代、戦が起これば兵の数で戦った。「名もない一兵卒」は「雑兵」として名前も生い立ちも知られず戦場で命を落とした。こうした一兵卒は大名となるシナリオを持つ人の人生を支える為に用意されたポディションで、そこへ転生する魂はどう選択されたのか?

日本にはスーパーコンピューター「京」がある。
災害時の避難経路の検証等でも使用されており、地図上に登録された建物は一つ一つその建物の築年数や構造、立地条件等細かくデータをインプットされており、そこに人も目的地まで向かうために年齢性別、歩く速度等を入れ、家屋が倒れて道がふさがれていると自分で考えて別のルートを探すという風に現実の世界により近い状態を再現し、あらゆるタイプの地震が起こった時に人はどう動くか、をシミュレートしている。

この動きを見ていると、霊界から人間界を見てる時ってこんな見え方なんだろうか?とか考えてしまうのは私だけか?

肉体的意思と魂的意思が自分と感じる個別感は上空から見ていれば一兵卒。

どれだけ一兵卒が自己主張しても上空からの大きな指示からは逃れられない場合もあるのか。

そして霊能者でも個別の人のシナリオ等を読み取るのは無理なのか。

分からないから面白いという考え方と、困った時にはやはり知りたい、、、なんともしがたいのが肉体的意思なのだろうか。

守護霊は個別の魂的意思が持つシナリオ達成の為の手助けをしているのか。

そして肉体的意思はそんな知らないシナリオが展開されるのを、映画を見るというより映画の中に入り込んで体験しているといった感じになるのか。

そうするとこの探求ブログ第一章という区切りで落ち着いた「人生はアトラクション」という所と同じような場所へやはり落ち着くのか。。。

東京ディズニーランドのスターツアーズというアトラクションがあるが、自分が乗り込んで体験すると本当に宇宙船が動いているような感じを体験できる。
その乗り物を動かしている機械設備がどのような仕組みになっているのかはわからない。
機械に詳しい人ならその乗り物から降りたとき、油圧のパイプ等の組み合わせで動いている事がおおよそわかる。

しかし細部まではわからず、それをコントロールしている場所へは入る事が出来ないので本質的な所は想像するしかない。

何か似ている。。。

自分の人生のシナリオ、もしかしたら油圧シリンダーの故障でスケジュールが変更されることもあるかもしれないが、楽しめるのか苦しめるのか閉園時間で帰るのか全く分からない。

知りたいような知りたくないような。。。

まあしかし人生後半戦なので、そろそろ教えてもらってもいいかもしれない(笑)









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